旭川14歳少女いじめ凍死問題‐許すな教育委員会の隠蔽

北海道旭川市で2021年3月、当時14歳の少女が凍死しているのが見つかった。あきらかにいじめに起因していると見られているが、学校や教育委員会はいじめの事実について否定している。

PTSDを引き起こした2年前の事件

少女に対するいじめは、2019年4月から始まったとされる。イジメグループにより日常的に暴力をちらつかせられ、いじめを受けるようになった。2019年6月にイジメグループにより煽られウッベツ川に飛び込んだ。一命を取り留めたが、その後、PTSDと診断され入院と通院を続けながら自宅に引きこもるようになり、2020年8月には転校を余儀なくされた。しかしながら転校したものの、少女には通い続けられる強いメンタルはなかった。

救うチャンスが見逃された結果

少女は、2021年2月に行方不明になった。そして1か月後の3月に発見されることになるが、その約1か月前に電話相談に電話をかけていた。その際、画像が拡散されたと語り泣いていたという。周りが救うチャンスは何度もあったように見受けられる。

学校の冷たい対応

当時、いじめの事実を知った母親は、学校側に何度も相談したが学校側はいじめの事実を認めず、少女自身も担任に相談したところ、相手の生徒には言わないでほしいと頼んだにもかかわらず、教師はその日のうちに加害生徒に話をしてしまうなど杜撰な対応であった。

ウッベツ川事件後、いじめの事実が警察の捜査で明るみに出たものの、旭川市教育委員会は「いじめの認定には至らなかった」と結論付けていた。

民間の署名活動‐事件の再捜査を

事実を明らかにするべきと、民間の署名活動が行われている。警察の再捜査や行政を動かすにはできるだけ多くの民意を伝えることはパワーになるはずだ。賛同していただける方の署名ができるサイトはこちら。 SHUSHI KATO 旭川署名サイト

少女の描いた絵

少女は、行方不明になる前に、民間の相談室に自ら相談を行っている。ひとつはメンタルの相談YOUTUBERで動画に少女の相談の声が残っている。自らが描いたとする絵を相談者に紹介しているが、絵をほめられ嬉しがっている声は少し明るい。また、同時期に電話した相談室の相談員に対しては、泣いていたという。自らSOSを出していたが助からなかったということだ。

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HBCニュース 北海道放送YOUTUBEより切り抜き
HBCニュース 北海道放送YOUTUBEより切り抜き

HBCニュース 北海道放送YOUTUBEより切り抜き

ようやく動くか 旭川市長の会見

今年9月末の市長選挙で新たに当選した今津市長は、この事件の解決に積極的のようだ。事実が明らかになり、署名活動を行っている加藤秀視氏のおっしゃられているように重罪を犯した少年に対する監視体制が法整備され、教育現場が是正されていくことを期待したい。

2020年小・中・高、児童生徒の自〇数は過去最多を記録

文部科学省の調査によると、2020年度、全国の学校から報告のあった自〇した児童生徒の数は415人で、1974年の調査開始以来、最多だった。コロナ禍での生活環境の変化も影響しているのではとみられているという。 小学生が7人、中学生が103人、高校生が305人と、前年度に比べ98人増加していて、一番多いのが高校生で83人であった。

いじめの認知件数は減少

小・中・高校などにおけるいじめの認知件数は51万7163件で、前年度に比べて15.6%減少したのだという。 減少の理由としては、やはり新型コロナウイルスによる休校などにより児童生徒同士の距離が広がったことが考えられるということだ。

source:shushi.marvellous-labo

news.yahoo.co.jp

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