同じ学校に通うLGBTの少年、サイバーいじめと脅迫被害を告白

ミネソタ州、サイクルパインズの2人の高校生が、LGBTであることで、命の危険をも感じるいじめを受けていたことを告白した。

最初に告白した少年の名前は、ライアンくん。彼は2014年の2月、ソーシャルメディアを通じ、自らがゲイであることを告白する動画をアップした。友人や家族に向けたつもりであった。

その直後、ライアンくんは学校の教室の自分の席に手紙が置いてあるのを発見した。ライアンくんがゲイであることを中傷する内容であった。そのような中傷する手紙は、ライアンくんのもとに2度に渡り届けられた。2回目の手紙の内容は、まるで殺人を思わせるような脅迫的な内容であった。

ライアンくんが受け取った手紙

その手紙に書かれていた内容はこうだ。「君の墓の上を歩くのが楽しみだ。君がそこにはいらないなら、喜んでいれてあげるよ」「我々のために早くいなくなってくれ」

告白の動画とは

こちらの画像は、ゲイであることを告白しているようすである。2013年12月14日のことである。ライアンくんは、ゲイであることを隠して生活することが心の負担となっていることや自分がゲイであることに気がついた経緯などを語っている。

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もう一人の少年、ノアくん

実は、同じ高校で同じような辛いめにあっていた少年がもう一人存在していたことをアメリカのフォックスニュースが伝えた。ある朝ノアくんは、親の車で学校に送ってもらっているとき、通り道に落書きを発見した。「God hate fags」fagとは、同性愛者を表す。ノアくんもライアンくんと同じようにソーシャルメディアでゲイであることを告白した直後であった。家族もライアンくんも非常にショックを受けた。

その落書きを発見した父親は、わざわざその落書きを消しに戻ったという。

両親は、その後警察に被害届を提出していた。それは、ライアンくんの事件の前年のことであったが、未だに犯人の情報はないままだという。表紙の写真は、ノアくんと両親の写真である。ノアくんを明るく支える家族の輪を感じさせる写真である。

LGBTに寛容な街ミネソタ

ミネソタ州は、アメリカ国内において同性同士の結婚を合法化する動きが起こる前から合法化していた地域である。特にLGBTにとって住みやすい街とされているのは、ミネアポリスである。LGBTのコミュニティーなどもあり、パレードが開催された時には30万人のLGBTの人たちが集まったということだ。

 

Source:huffingtonpostpeacock-panachemovoto

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