スクールバスで帰宅途中の女子生徒がバックパックに化学薬品を持っていると疑われ、バスを降ろされ警察の尋問を数時間にわたって受けるという事件がアメリカで発生しました。
他の生徒の嘘の証言を添乗員が信じる
他の生徒の嘘の報告を鵜呑みにしたスクールバスの添乗員が警察に通報したためです。警察が現場でバックパック内を調べ何も入っていないことが確認されたにもかかわらず警察署まで連れて行かれたというのです。
アメリカでは、テロに対する警戒に過敏になっており、先日もイスラム教の中学に通う少年が自作の時計を教師が時限爆弾と疑い、警察に通報し少年は逮捕されてしまった事件がありました。その影響もありさらに過敏になっているのではと見られています。
バスの添乗員は、生徒のバックの中に化学薬品が、実際あるのかどうかバックパック内を確認もせずに警察を呼んでしまったのです。教師は恐怖のあまりバックパックを触ることもできなかったのでしょうか。テロへの恐怖がそこまで深刻であることを物語っています。
親が裁判で訴える
事件が起きたのは昨年の秋。この生徒の親は現在、確認もせずに警察に通報したバス添乗員と化学薬品がバックパックにないことを確認したにもかかわらず数時間にもわたって少女を拘束した警察当局を訴えています。
全く身に覚えのない少女のその時の気持ちを考えれば、親の訴えも納得です。

SOURCE: EASTBAYRI、Decaturdaily