インドネシアのアリヤ・パーマナくんは、10歳にして192キロの体重という世界一の太った少年だ。もはや着れる服はなく布をまとっているだけである。彼はいま、ダイエットと格闘している。
呼吸がしずらく息切れしてしまったり、歩行もままならないなど命の危険があるとしてダイエットを開始した。
これまでの食事は、1日5回、食べる量も普通の大人の倍の量であった。単純にいえば1日10食食べていたことになる。弟がいるが、弟は普通の体型だ。
母親は、アリヤの身体を心配し、いまはブラウンライス(玄米)とフルーツしか与えていない。これまでは、ご飯に魚、肉、野菜スープや大豆で作ったパテなど大人2人分をペロリと平らげていた。
母親が与えないと泣きわめいてどうしようもないため与え続けたという。
アリヤの父親は農家で、得る収入は年間180ドルという経済的に厳しい一家だ。本来なら命の危険なレベルまで太ってしまった息子を病院に入院させて治療したいところだが、そんな余裕はないという。
アリヤは、8歳まではそこまで太っていなかった。9歳から急に太りだし、歩くのもままならなくなった。数歩歩いただけで、からだのバランスが崩れて転倒しそうになる。学校に行くのもあきらめ、いまは、食べているか横になっているかまたは、水浴びしているか、24時間母親が付き添う生活だ。
アリヤの身体を心配する両親は、医者にアリヤの身体を診てもらったが、健康には何も問題がないということであった。両親は、アリヤが普通の子どものように学校に行けるようになることを祈っている。アリヤは、学校に通っているときは成績はいつもトップだったとのこと。担任教師によると、物覚えもよく素直で良い生徒だという評価だ。今のところダイエットを始めて192キロから188キロまで落ちたとのことだ。
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Source;bbc、khaleejtimes