トランスジェンダーの子どもたちに立ちはだかる壁

トランスジェンダーの医療ケアを否定‐米国テキサス州

2022年2月、米国テキサス州の司法長官は、子どもに対するジェンダーを肯定するヘルスケアは、自動虐待のひとつとして犯罪であるという認識を示した。

テキサス州知事のグレッグ・アボットはそれを受け、州の機関に、子どもがジェンダーを肯定する医療を受けている親を調査し報告するよう命じ、報告をしない場合には罰を与えると脅す発言をした。

当事者の立場は拘束力のある法律ではない。むしろ、それらは既存の法律の解釈であるものの結果として、トランスジェンダーの子どもを支援し、専門家がケアと提供するのを思いとどまらせ、トランスジェンダーの子どもを残酷に差別する親を悪者にするということだ。

声明はまた、児童虐待の実際の事例から時間と注意をそらす可能性があり、すでに危機に瀕している里親制度に不当に負担をかけ、テキサス中のほかの子どもや家族を危機にさらす可能性がある。

この厳格なアプローチは、人権と医学的に必要なケアの提供を危機にさらし、トランスジェンダーの子どもたちと彼らの生活を支援する大人を脅かす。ジェンダーを肯定するケアを犯罪化することは極端な例だが、米国におけるトランスジェンダーの子どもの権利に対するより大きな攻撃の一部である。

アーカンソー州や他の州でも同様に

アーカンソー州では昨年、ジャンだーを肯定するケアを禁止する法律を制定し、エイサ・ハッチンソン知事による拒否権を無効にした。この法律は、連邦裁判所によって速やかに差し止められた。それにもかかわらず、今年は少なくても17の州で同様の禁止が提案されている。

意思に沿ったジェンダーへの医療ケアを与えられることは、多くのトランスジェンダーの若者にとってはとても重要なことだ。思春期の開始を遅らせるために薬を服用するものもいる。たとえば、身体の変化を一時停止するためだ。

警告をならすアメリカ医師会、小児科学会、専門家たち

これらの介入は、トランスジェンダーの若者の身体的及び精神的健康にとって非常に重要だ。そのため、アメリカ医師会、小児学会やその他の専門組織は、ジェンダー肯定的ケアへの攻撃を非難している。

差別からの自由と医療へのアクセスは人権である。立法者は、若いトランスジェンダーの人々が、両親から引き離されたり、支援する大人を刑務所に入れたりすると脅迫するのではなく、安全と支援を受けて自分のアイデンティティーをナビケートするためのシステムを作成することに集中する必要がある。 Source:Human Lights Watch

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