中国では小学校でもお昼寝があった!小学生に必要な睡眠時間は?

中国の小学校ではどうもお昼寝があるらしいのです。「wujiao」というお昼のランチのあとに昼寝の時間をとるというのは慣習なのだそうです。

中国ではお昼寝は普通のこと
中国本土と台湾などで行なわれているという「wujiao」。30分程度のお昼寝だそうですが、実は、中国ではお昼の時間には家に帰りランチを食べ、家でお昼寝をするというのが一般的なのだそうです。

外で働いている親も家にいったん帰って昼食の準備をするのだそうで、家に帰れない遠くから通っている生徒は教室で寝るのだそうです。机の上に寝ることもあるようで、少々驚きの光景です。

小学生でもお昼寝が必要か
お昼寝は小学生にも必要かという議論をサイト上で展開されており、賛成か反対かの意見を集めているところによると、なんと8割が賛成ということです。お昼寝に賛成の理由は、子どもたちは活発な活動が多いので疲れてしまう。身体を休めるお昼寝はエネルギーの充電に必要だという意見。

一方の反対意見では、学校は学ぶところでありゆっくり寝れる設備がないのだから寝る必要はない。また、幼稚園のころを考えても寝たくない、ねむれない子どもがたくさんいるはずで強制することに反対だといった内容となっています。

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子どもに必要な睡眠時間とは
子どもにとっての睡眠時間は、成長に欠かせないもので、脳の発達にも影響があるといわれていますが、実際に何時間の睡眠が必要なのでしょうか。アメリカの睡眠の研究機関「National Sleeping Foundation」によると、年齢ごとに違うようです。

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・1歳-2歳:11時間から14時間
・3歳-5歳:10時間から13時間
・6歳-13歳:9時間から11時間

以上の時間はすべて夜の睡眠時間です。睡眠時間を十分に確保することは重要で、子どもの学習能力や記憶のスパンに差がついてくるということから、睡眠時間を甘く見てはいけないということです。仮に11時間の睡眠時間を確保するには7時に就寝6時起床、または8時就寝7時起床となり、少しでもお昼に睡眠時間を確保すれば楽に必要時間が確保できそうです。

また、National Sleeping Foundationによると、お昼に20分から30分間睡眠をとると脳が活性化され、集中力が増すのだそうです。NASAの宇宙飛行士もパフォーマンスと集中力を上げるために40分間の昼寝があるそうです。

10代の睡眠時間は?
高校生は、スマホやコンピューターなどをいじっているケースが多くかなりの睡眠不足の生徒が多いと言われています。実際に必要な睡眠時間は8時間から9時間半。アメリカのブラウン大学の教授の研究によると、25分間少ない睡眠時間で40分遅く就寝したグループは、早く就寝したグループに比べて成績が低かったとのことです。

睡眠は、身体の成長や成績にも影響があるということから、子どもにはたっぷりの睡眠時間がとれる環境づくりが必要です。スペインのシエスタのように大人も休む時間があるように、大人も子どももお昼寝ができる社会が理想かもしれません。


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