クロアチア政府は、小学生から高校生の電車代を無償にすると発表した。
期間は2021年10月1日から2022年10月31日の約1年間だ。
クロアチア全土の子ども達780,000人の小・中学生が対象で、通学だけではなく、旅行や医者に通うなどすべての移動が無料になるという。
新型コロナによる世帯の流出や少子化による人口の減少を食い止めることのほか、生活レベルの改善や地方への人の移動への活性化を期待してのことだ。

学校に戻ってきた子どもたち
9月のある月曜、クロアチアでは460,000人の子どもたちが学校に戻った。国の新型コロナへの対策により感染がおさまってきたからだ。
生徒同士の交流やスポーツ活動も可能になった。お互いの距離が1.5m~2mほどの距離が保てない場合には、マスクの着用が必要だ。各自自宅を出る前に、保護者による体温チェックは義務付けられている。
ワクチン接種済の教師はマスクの着用は不要であり、未接種の場合はマスクが必要になる。また、ワクチン接種済の保護者のみが学校行事に参加できる仕組みとなっている。
クロアチアでは、9月現在、国民の48パーセントがワクチン接種済みだ。
Source: Enropean Large Families Confederation