女の子を将来のリーダーに育てたいなら行なうべき秘策5つ

イギリス、ハーバード大学には、子どもの育成に携わる人々を支援するためのプロジェクト「Making Caring Common」が設置されています。プロジェクトのひとつとして、女性を将来のリーダーに育てる研究について心理学者ウエイスボード氏(Richard Weissbourd)が発表しました。

女性リーダーが少ない理由

アメリカの2016年の大統領戦に立候補しているのは、20人中女性候補者がたったの2人です。アメリカのワシントンポストが報じた内容によると、ウエイスボード氏は、女性リーダーが少ない理由は、偏見と先入観が原因であると説明しています。

ウエイスボード氏は、アメリカの中学・高校59の生徒約2万人にアンケートを実施しました。政治的なリーダーには男性が望ましいと答えたのは、女子23%男子40%。女性が望ましいと答えたのは、男性4%女性8%でした。男子の36%は仕事でも男性のボスを好み、ボスに女性を好む男子は4%という結果です。

仕事ではなく学校内の組織においても同じ現象で、生徒会役員には女子を支援する生徒は少ないというのです。

このような調査結果を踏まえ、心理学者ウエイスボード氏が女子のリーダーを育てる秘訣を唱えました。

女子のリーダーを育てる秘訣5つ
1. 決めつけない
女子だからこの服、男子だからこの服といった既成概念での決めつけや、男子と女子で分けることを行わないこと。

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2. 友達や家族内において、性別の意識をもたない
家のなかでの役割分担に男女で差をつけないこと。また、家族内で男女で差があるかを話し合い、こどもたちに男女での差別や区別をされることの問題を伝えたり、人々が男女の別なく活躍する物だというのをゲームや本やテレビなどで教える機会を持つこと。
女の子には、政治家のリーダー・スポーツチームの経営陣やビジネスリーダーなどをイメージさせ、男女区別なく友達関係を築けるようにする。

3. 子ども自信に男女への偏見の認識が芽生えないようにする
偏見や先入観は有害であることを教える。偏見に対してどのように対応するのかを話し合うこと。

4. 男の子が女子に対し偏見を持つなら女子の価値を伝える
男子だけが優位のような意識を持つ場合に、女子の価値を教える

5. リーダーになることをイメージさせる
大勢の前で話す機会をつくったり、決定する機会やスクールや組織の中での問題解決に向けた行動をする機会を与える。そして、問題があれば話し合いで解決する方法を教える。

以上がウエイスボード氏が唱える女子のリーダーを育てる5つの秘策です。

女の子にはグループのリーダーを経験させ、社会を意識したり問題解決に取り組んだりということで社会への意識を開拓し、将来、大きな世界でリーダーシップが持てる人間になるというのです。日本にも、将来女性の総理大臣が誕生することがあればいいですね。

Source: WashintonPost


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