冬の間、車が暖まるまでの間座席のシートの冷たさと内部の空気の冷たさは結構辛いものです。厚手の冬のコートを脱いで乗り込むには勇気が必要ですが、コートを着たまま乗ることがとても危険だということはご存知でしょうか。
子どものジャケット、コートも危険!
下の写真は、ジャケットを着たままチャイルドシートを装着した場合です。ごく普通のことに見えますが、2番目の写真をご覧ください。ジャケットのかさ張っている分がこんなにあるんです。この分だけシートベルトがゆるんでいるということになり、衝撃を受けた時には子どもの胴体は浮き上がってしまうというのです。
ウィキペディアでも危険な行為と説明
SNSで警告している方がいましたが、ジャケットを着たままチャイルドシートを装着することは危険であることは、ウイキペディアでも語られています。
ご覧いただく通りかなりの長さがジャケットに取られるのがわかります。
正しいチャイルドシートの設置を!
チャイルドシートは、6歳になるまでの子どもに義務付けられています。助手席に設置するのは基本禁じられており、エアーバッグの衝撃で吹き飛ばされるということで、助手席に設置せざる負えない場合は、エアーバッグにロックをかけなければなりません。
シートは10Kg未満の乳児用と13Kgまでの幼児用とがあり、それ以上の児童用というのもありますが6歳以降は義務付けられてはいません。乳児用は、衝撃を少しでも緩和するように横向きまたは後ろ向きに設置することになっていますが、ちょっとした買い物などには子どもを忘れて置き去りにする事故が発生し、夏場には車内の温度が上昇し赤ちゃんが亡くなるという事故も発生しており注意が必要となっています。
ついついチャイルドシートがあれば安心しがちですが、使い方によっては全く安全が機能しないということなのです。正しく使って子どもの安全を確保しましょう!