アメリカでは毎年ホームレスの数が増加傾向にあり、それに伴いこどものホームレスの数も増えています。ほとんどのホームレスの子どもたちは、寝泊まりする場所の心配や食べ物の調達に忙しく、学校に通うことができないといいます。そんな中ホームレスの子どもたちが、休まずに登校できるように手厚くケアする学校がサンディエゴにあります。
家の代わりに手取り足取り面倒をみる体制
その学校は、モナークスクール。そこは、ホームレスの子どもたちが学校に登校できるように、校門は早朝に開けられ、ホームレスの子どもたちは校舎内で朝ご飯を食べ、シャワーを浴びて授業にでます。また、洋服を洗濯したり、夕食まで食べることができる他、悩み事へのカウンセリングサービスまで行なう施設が整っているのです。
年間400人ものホームレスが通う
このようなスクールの助けを必要とするモナークスクールに通うホームレスの子どもたちは、年間400人にものぼります。通常は、路上や車、避難所で生活している子どもたちです。
NPO法人の助けによって、年間数万ドル(数百万円)の寄付があり、施設や健康のケア・食料の提供やソーシャルサービスワーカーの費用がまかなわれています。このようなサポートの結果、期待以上の成果となり、生徒の出席率は、ホームレスの約93%という数字。そして、成績も上がって来ているとのことです。
日本にも存在するこどものホームレス
日本では、あまりニュースにはなりませんが、NHKの調査によると、この10年で日本国内のこどものホームレスは85人に達し、調査されない人数を考慮すると10倍くらいは存在しているのではと言われています。
SOURCE: Huffpost 、pacificsandiego