ミッション系男子校、厳しい保護者へのメッセージに賛否両論

学校に忘れ物をしたお子様のために、親が届けに行くのはごく普通のことと思うかもしれない。アメリカのとあるカトリックの男子校は、これを許さない。

校舎のフロントドアには、『貴方の息子に宿題や教科書、お弁当などの忘れ物を届けに来たかたは、お引取りください。あなたの助けがなければあなたの息子は問題解決の方法を学ぶのです。』というメッセージが『ストップ』の赤いマークとともに掲げられている。

Photo by the face book
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この学校は、生徒の自立をうながすためにどんな理由があろうが、うっかり自宅に忘れてきた場合に家族が届けることを堅く禁じている。すべてが自己責任ということだ。

このほかにも校舎内には、床を散らかさないことという注意書きがある。

Photo by the Face Book
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学習面とスポーツだけでなく、問題解決能力の教育にもプライドを持つ学校だ。

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この忘れ物のお届け禁止の貼り紙がフェイスブックにも掲載されており、それが拡散され、何千人もの人々にシェアされ、アメリカのあちらこちらから称賛や批判などさまざまな意見が寄せられたいへんな騒ぎになったのである。

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カトリックの教育はすばらしい。親に頼っていては自立はしない。などという称賛から、届けるかどうかを学校が決めるのはおかしい。こんな学校に息子は通わせられない。などという批判もある。

教育方針は人それぞれ。学校の方針も人それぞれ。方針の合うところに通わせる自由はあるが、親の望むものと子どもの望むものが合致するとは限らない。慎重に選ぶことが必要のようだ。

Source: foxnews

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