アメリカ、イリノイ州の大学教授が家族関係についての論文を発表しました。公園などの自然の中を親子で歩いたり犬の散歩をすると、子どもの情緒が安定し親子関係が円滑になるという。週に一度はテレビやコンピューターを忘れ、20分程度自然に触れることを習慣づけるとよいそうだ。
植物や樹木などに触れるのは家族で映画やテレビを見るのとは違い、心を取り戻す機会を作る。
自然に触れることで、うつ病など精神が病んでいる人は心が癒され、症状が緩和されると言われてきた。今回着目したのは、家族や親子で自然に触れたりウオーキングしたりを一緒にすることの意義だ。
子どもの情緒が安定するだけでなく、大人にとっても自然に触れ、自らを振り返り自己を見つめることで、まわりの空気を読めるようになる。気持ちが荒れることもなくなり、自制心が芽生え周囲の人間との関わりも円滑になるのだそうだ。
家族みんなで映画鑑賞をして、一緒に感動したり映画について語ったりするのと何が違うのかと思われるかもしれない。
幼い子どもは家のなかに引きこもらせると、ストレスがたまる。公園に連れていくと思いっきり発散し、行動も落ち着き明るくなる。
このことに見られるように、自然に触れるということは特別な意味があり、さらに親子関係が円滑になるということだ。
子どもが大きくなると、一緒に公園やお散歩に行くこともなくなる家庭が一般的だが、ウオーキングや公園でのバーベキューなどできることはまだまだありそうだ
Source:dailymail