自分たちの手で「いじめ」を追放しよう!立ち上がった中学生たち

アメリカ、イリノイ州北西部に位置するゲイルスバーグのロンバード中学校(Lombard Junior High School)で、学校内で起きている「いじめ」対策に、生徒たち自らが立ち上がり、対策委員会を設置しました。

立ち上げたメンバーはどんな生徒?
アメリカのサイト情報誌Tri States Public Rasio(2015/05/02)によると、対策チームの名前は、「Take A Stand Club」。メンバーは、全員で9名。発起人は、ケイティ・ダンバーさんという女性。彼女自らがいじめを受け、インターネット上に悪口を書き込まれたり仲間はずれにされたりした辛い経験をしたことから、他に同じような経験をしている生徒を救おうという気持ちから有志を募り立ち上がりました。

メンバーには他にも、外見をばかにされていじめを受けたという生徒もいます。メンバーには誰でも参加できるようになっており、生徒を守るために立ち上がったのが、ケイテイさんの学年の7年生(中学1年生)です。将来的にはその他の学年まで広げて行きたいとのことです。

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生徒自らの結束によるいじめ対策は、教師やスクールスタッフが行うよりも大きな影響力を持つのではないかと期待されています。大人や誰かが守ってくれるのを待つというのではなく、自らの手で仲間を助けようという考えはぜひ参考にしたいものです。

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日本でも社会問題のいじめ
日本でも、いじめの問題は深刻で、いじめを受けながら親に打ち明けられずにひとり悩み自殺してしまう子どもも多く、集団いじめがエスカレートして、リンチや殺人にまでいたるケースもあり、社会問題となっています。

現代社会のいじめ
最近では、インターネットの普及により、ネットでの悪口の書き込みや携帯やスマホでのチャットなどのコミュニケーション手段が殺人の道具のように使われる時代となってきました。

アメリカでも私的な動画を流され、自殺に追い込まれる事件もありましたが、メデイアの進歩によりいじめの手段が驚くべき内容となってきています。

いじめの撲滅に必要なことは?
学校などでは、いじめがグループで行なわれる場合には、いじめられる生徒をかばうことにより自分にも被害が及ぶのではと恐れる子どもも想定されます。いじめ対策は、いじめが発生してからではなく、その前に子どもたち自らの中に作り、小さなことでもいじめに結びつくようなことがあればお互いに注意をし、大きくなる前に撲滅するような仕組みにすることが必要なのではないでしょうか。

ケイティさんの発起した対策チームは、まだ9人ですが、今後もっともっと大きな組織になって影響力のあるチームになるよう応援したいところです。

SOURCE: TRISTATESPUBLICRADIO


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