いじめ体質は「遺 伝 子」によるという衝撃的な研究結果の根拠とは

イギリスのキングズ大学ロンドン校(Kings College London)において、いじめに関する調査研究班が発見したことによると、いじめは遺伝による可能性が高いということがわかったとのことです。

どんな研究?

研究班は、2116組の9歳から10歳の双子の兄弟を対象に、いじめの経験について調査しました。ひどいいじめを受けた経験があったのは12%。逆に、常習的にいじめた経験のある子どもたちの割合は13%。さらにそのうちそれぞれ2.5%は、激しいいじめを受けた経験がある、または常習的にいじめをおこなっているという調査結果でした。

研究結果に驚くべき共通点
その驚くべき共通点とは、そのどれもが双子のうち双方共にいじめられているまたはいじめているという調査結果だったのです。

その要因としては、双子の場合に、体つきや環境精神構造などの「遺伝子」を要因とするのが一点。もう一点は「環境」ということです。環境は、友達グループなども含まれます。

このふたつの要因をパーセンテージで示すと、いじめっ子になる要因では、遺伝子が73%、環境が27%ほどの影響だとのこと。また、いじめを受ける側では、遺伝子による影響は61%、環境は39%ということです。

いじめっ子のサイン
ご自身のお子様がいじめられていないから安心ということでもありません。いじめる側に立っている可能性もあるのです。いじめっ子になっているサインはたくさんあります。いくつかご紹介するので、ぜひ一度点検してみましょう。

・問題解決に攻撃的な言葉使いや身体で攻撃しやすい
・他の人たちと対等な立場になろうとする
・他の人の態度を非難する
・買ってあげていないものやお金を持って帰宅する
・攻撃的なお友達と一緒にいる
・気持ちを表現したり、他の人の気持ちを察するのが苦手
・強調して行なう活動や遊びが苦手
・質問に対し攻撃的な態度をする
・年下の子どもたちに配慮ができない
・衝動的な行動をする
・兄弟喧嘩が絶えない

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いじめを受けているサイン
子どもたちが学校でいじめを受けても親に打ち明けられないケースが多く、ひとりで悩む子どもたちがたくさんいるようです。子ども自信が打ち明けなくても大人が気づいてあげられるようにしたいものです。子どものいじめを受けているサインをいくつかご紹介します。

・身体に理由不明な傷やあざなどがある
・おもちゃや学校の文具・服・お弁当・お金などがなくなっている
・所持品がなくなったり、壊れたりした場合にその理由を説明できない
・学校に行きたがらない。または同級生との活動にでたがらない
・スクールバスに乗るのをためらう
・学校に送って行った時に親と離れられない
・寂しそうな態度を見せる
・いつもと違う行動をする
・突然落ち込んだり寂しそうな態度や攻撃的になる
・頭痛や胃の痛みを訴え保健室を頻繁に訪れる
・熟睡できず、夢でうなされたりおねしょをしたりする
・食べ物の好みが変わる
・兄弟や妹・弟をいじめる
・トイレをがまんして帰宅する(トイレがいじめの場所の可能性)
・お友達の数が突然減り、いままでの友達グループと遊んでいない
・帰宅すると異常にお腹がすいている(お弁当を取られるいじめの可能性)
・成績が突然下がる(いじめにより授業に集中できない場合)
・問題があると自分をせめる
・自殺や逃げることなどを話し始める

いじめる側もいじめられる側も大人の教育で変われる可能性はたくさんあります。それぞれのご家庭では自分のところで起こることはないでしょうと子どもたちを信頼しているかもしれませんが、今一度点検してみましょう。

SOURCE: KING’SCOLLEGELONDON


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