アメリカで行われた子どもの知力を競う大会の勝ち残った15人に与えられた課題は、順番をランダムに並べた52枚のカードを順番通りに記憶することであった。
時間は1時間。完璧に記憶した少女がいた。彼女の名前はキャサリン、11歳。彼女はすべての数字を完璧に覚え、すべての数字を言うのに3分もかからなかった。昨年行われた頭のよさを競う番組でのことである。
この課題を与えられ、カードを見たときにキャサリンが言ったひと言は「え、どうやってこれ全部覚えれるの?」であった。キャサリンは、みごとにすべてを記憶したのだった。しかも、前からもうしろからも順番通りに言えたのだ。
そして、ハートのキングがどの順番にあるのかという質問にも答えることが出来たのだ。
キャサリンはどうやって記憶したのか
キャサリンは、数字のそれぞれのカードを人間や場所、動物などに置き換え物語りに組み込んでいったのだ。
ステージの上でキャサリンは、記憶するためのシステムを作った。頭の中で旅をして旅の中にカードを組み込んで簡単に思い出せるようにした。
この方法は、IQの高い子どもたちに共通したやり方なのだそうだ。ただ棒読みに何度も何度も繰り返すことで記憶しようとする子どもたちとは歴然たる違いがあるというのだ。
キャサリンがほかにできること
キャサリンが得意なのは、記憶することだけではない。学校で学ぶ科目すべてAプラスの最高の評価をもらっている。
スペイン語も堪能なようで、父親は、「キャサリンがどのようにしてスペイン語をマスターしたのかわからない。」と語っている。
そして、学校のほかには、フルート、ピアノ、バレエ、タップダンス、スケート、水泳ほかサッカーやデイベートでもグループのスターだという。母親は、キャサリンのスケジュールを管理し、時間刻みに移動する。もちろん母親は運転手も兼ねる。
まるで売れっ子芸能人のような忙しい日々を送るキャサリンは、「何でも簡単に覚えられるからなんでもすぐにできるようになるの。」と語ったという。
Source: businessinsider