イタリアのモンテッソーリ教育に並んで、ドイツのシュタイナー教育というのも有名だがどんな特色があって違いは何か知りたい方に、わかりやすく動画で説明しているシュタイナーの先生がいるので紹介します。
説明しているのは、シュタイナースクールの教師であるサラさん。友人のモンテッソーリスクールを見学したときの感想について3点語っている。
仕事と遊び
サラさんが教室を訪問した時間は、自由遊びの時間。部屋の中は、棚に木製のおもちゃ類がきれいに並んでとても素敵な環境だった。ひとりの子どもが、トレーにおもちゃを取り出し遊んでいる。もくもくとひとりで活動した後に、きれいに棚に戻し片づけている様子。モンテッソーリ教育では、遊びをワーク(仕事)と呼ぶ。個人単位での活動が多いようだ。シュタイナー教育では、自由時間は部屋の中のどの場所に行っても自由で、おままごとしているところに行ってお友達と遊んだり、他の子どもとのコミュニケーションをとりながら自由に遊ぶ。遊びはPLay(遊び)と呼ぶ。サラさんは遊び時間のスタイルに大きな違いを感じたという。
おやつの時間
自由時間が終わるとおやつの時間だった。おやつの時間はそれぞれが時間も決められるのかばらばらにおやつの時間を持つようで、ひとりで食べていたという。シュタイナースクールでは、おやつはみんなで用意しみんなで一緒に食べるという。
活動の違い
サラさんが印象に残った別の子どもの遊びのシーンだ。石鹸を道具で薄くスライスし、水を入れて泡だて器で泡になっていく過程だった。バブルが出来上がると、トイレに流したという。シュタイナースクールでは、人参を刻んだり、卵を泡だて器でホイップ状に泡立てたりし実際のお料理に使うのだという。
どちらが良いとは言えないが
サラさんは、シュタイナーの先生なので、どうしてもシュタイナーをひいき目に見るのはあるかもしれないが、彼女のポイントは納得できることばかりだ。サラさんは、ある一日の午前中のほんの少しの活動を見ただけなので、と説明しているが、モンテッソーリ教育を是が非でもわが子にと考える親が続出しないことが妙に納得できるような気がする。
また、シュタイナー教育は、アメリカでは大きく拡がっているにもかかわらず、なぜ日本では拡がらないのかを改めて考える。シュタイナー教育のミックス年齢での教育や自由すぎるように見える独特な教育方針がやはりネックになっているのだだろうか。
サラさんの動画はこちらです。
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