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「残さず食べなさい !」は禁断のしつけ、米国の研究者発表

子どものしつけで、与えられた食事は残さず食べる子は良い子だと昔から信じられている。日本では、厳しい親や昔の人々は、食糧難の辛い経験からか米粒ひとつ残すのもタブーとする人もいるなど、残すことに罪悪感を感じるように育てられてきた。

アメリカのネブラスカ州の大学の研究者が発表したことによると、残さず全部たべるように強制することは、生理的な要求に合わせて食事を摂取するという基本的な感覚がにぶり、おなかいっぱいでも食べ続けるようになる危険性があるというのである。

残すことに気づかう保育スタッフ

食事のコントロールが身につかないことで、甘いお菓子やスナック菓子などを際限なく食べ、肥満になるという。

最近行われた保育現場のスタッフへのアンケートでは、健全な食事へのしつけのとして残さずたべるように子どもたちを教育しているということがわかった。

保護者のクレームが怖い

また、保育スタッフは、子どもたちにしっかり食事を与えないと、保護者からクレームが来ると恐れているというのだ。

しつけにキャンデー

きれいに平らげた子どもにご褒美をあげる者もおり、それはやめなければならない。これらは、ネブラスカ大学リンカーン校の子どもの健康行動の専門家のデイピテ デヴ氏の率いる研究チームの主張である。

保育スタッフが子どもたちに食事を与えることに対しどのように考えているかを、2歳から5歳の子どもたちを預かる保育施設のスタッフ18人一人ずつ対面調査をおこなった。

18人の学歴は、8人が高校卒業、10人が大学卒。平均年齢42歳、だいたい12年のキャリアがある人たちであった。

何人かのスタッフは、好き嫌いのある子どもたちや食べず嫌いの子どもたちをしつけるために、ご褒美をあげる方法を使うと答えた。

甘いものやお菓子をあげるという方法は一日中使える便利な方法で、あるものは、キャンディをご褒美として使えないのならトイレトレーニングはものすごく大変になると答えた。

保護者は食事のポリシーの確認を

今回の調査はまだ小さな調査結果に基づくものであるが、この調査には参加していないノースカロライナのデューク大学の偏食についての研究者であるナンシー ザッカー氏は、少なくても子どもを保育所に預けるときは、食事に対象どの様なポリシーを持っている施設なのかを確認した方が良いと語った。

幼少期の食事の環境はとても大切であり、保育所が子どもが適量の食事を摂取できるように、保育の施設側とよく話し合うことが必要だと付け加えている。

考察

アメリカと日本ではやはり文化のちがいなのだろうか。学校にお菓子をもちこむのは禁じられていることが一般的で、保育所でも同じこと。ましてや先生がお菓子を教育に使うなどというのはあまり考えられない。

驚くことは、トイレトレーニングにキャンディを使うということだ。ネットで検索してみると日本の親だけでなく、乳幼児にキャンデーを与えない親は多いようだ。キャンデー、いわゆる飴は、喉に詰まらせかねない凶器とも言うべきもの。

たしかに、ナンシー ザッカー氏の言うとおり、子どもを預ける前に食べ物に対する施設側のポリシーを確認することは、大切なことである。

Source: dailymail

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