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フランス東部の学校給食、イスラム教の代替えメニュー禁止を発表

フランスのアルザスやロレーヌ地方に代表される東部の小学校で、イスラムやユダヤの宗教の戒律で食べられない学校給食メニューに対し、今後、代替え食を提供しないと市長が決定しました。

この9月に代替え食廃止
イスラム教やユダヤ教に共通するのは豚肉。これまでは、豚肉やペーコン・ハムなどのメニューの場合は代替えとして他の肉製品を用意していましたが、今後は一切用意しないということです。食べるか食べないかの選択しかないというのです。

セキュラリズムを徹底する動きのフランス
フランスでは、近年、宗教と日常生活を分離するという考えの「セキュラリズム(secularism または laïcité )」 という国の方針についての法律が制定されました。民族衣装についての規程も設けられ、ブルカという目の部分も網状になっていて完全に隠れている衣装は外では禁止という内容まで盛り込まれているようです。

school lunch in France

lunch french

学校生活に宗教色は御法度
ある学校では、黒いロングスカートをはいて授業に出席しようとしたイスラム教の女子生徒が教師に呼び止められ、着替えて出直すように言われクラスに入ることが許されなかったといいます。宗教色がはっきりとでているようなスカートは受け入れられないということです。

代替えメニューを出さないと発表した学校
今回代替え食を提供しないという市長の決定を受けていち早く保護者に通知をした学校は、東フランスのサルト(Sargé-lès-Le Mans)という小さな町の小学校。対象となるイスラム教の生徒は15名存在しており、ユダヤ教の生徒は存在していないとのことです。

海外メディアでもニュースに

このニュースは、諸外国のメディアでも取り上げられたほか、イスラムのニュースでも大きく取り上げられました。イスラム教の移民は、年々増えて来ているようで、レストランなどでは、イスラム教の客向けメニューもあるようですが、学校給食については、国の「セキュラリズム」の思想に基づいて運用されるようです。

日本の給食では、子どもは好き嫌いなく何でも食べるというのが一般的な指導なのですが、宗教上の問題がある場合には、今のところお弁当を持参してもらうなどして個別に対応しているようです。

school lunch france 2

また、日本国内でもハラル(イスラム教の教えに則った食品)の協会があり、認証制度もありハラルの食材を確保することは可能なようです。

イギリスでは、増加する移民に対応するために、すべての給食をハラル食にすると発表した学校もでているようで、反対する保護者の間で物議をかもしています。

Source: metroloonwatchtheguardian


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